最近何かと話題のM&A
たしかにご相談も増えてきました。
私の年齢もあり、比較的お若い経営者の方が多く、
ほとんどは、買い手側についてお話をしています。
売り手側につくケースもありますが、業種の入れ替えや
従業員さんの独立による事業の売却が多いです。
大企業のM&Aとちがいそこまで厳密なデューデリジェンスなどを
やらないケースが多いです。
というか、やってもあまり意味のないことが多いです。
株式の売買で行うケースよりも、事業譲渡で実施するケースの方が多いです。
そうなると、債権債務は置いてくればいいですし、
必要な資産を購入して、
それに対していくらかを出せばいい話になります。
価格についても、純資産プラス営業利益の〇年分という一つの目安が
出来上がっていますので、
あとは社長さんに、何年で回収できそうかイメージしていただいて
あとは普通の設備投資と一緒です。
一点気を付けていただきたいのは、
本業がうまくいっている方じゃないとうまくいかないケースが多いです。
理屈上はうまくいっていても
経営者が変わるとうまくいかなくなるケースはけっこうあります。
赤字の会社を増やしてしまうことになりかねませんので、
本業がしっかりと利益の出ている方じゃないとM&Aはなかなかおすすめできません。
仲介は難しいです。買い手も売り手もどっちも見つけるのは本当に難しいです。
そして、売り手は1円でも高く売りたいですし、買い手は1円でも安く買いたい。
利益が相反する中で、お話をまとめるのもどうなんだろうと思ったりもします。
M&Aについては、本当に日常的なものになりました。
「後継者がいないので譲りたいんだけど」
「事業を拡大したいので会社をどんどん買っていきたい」
「銀行からこういう会社を買わないかと言われた」
こういう方はお気軽にご相談ください。
とくに売り手の方はとてもデリケートな問題ですので、
守秘義務をしっかり守り、丁寧に対応させていただきます。